ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョンDiversity, Equity & Inclusion

STATEMENT(ステートメント)

様々なビジネス分野での活動において、多様な価値観を尊重し、新たにチャレンジすることは、グローバル企業としてのソニーのDNAでありイノベーションの源泉です。ソニーは、その経営方針の一環として、健全な職場環境の整備と多様な人材の採用・育成・登用により、グループ全体でダイバーシティを推進します。

DE&I推進

ソニーでは、顧客価値創造に貢献することを目的に経営方針の一環として多様性を尊重しています。ダイバーシティの一層の推進に向け、Diversity Weekを開催し、国内はもちろん世界中のソニーグループ各社でも様々なイベントを実施します。各イベントでは、これまでと異なるものの捉え方や積極的なコミュニケーションを促し、性別、人種、国籍、性的指向、性自認や障がいといった様々な多様性について深く考える機会を提供します。
また、LGBTQ+に関するダイバーシティ・マネジメントの促進と定着を支援する任意団体 work with Pride が、企業・団体等の枠組みを超えてLGBTQ+が働きやすい職場づくりを日本で実現するために活用する指標として策定した「PRIDE指標」にソニーカスタマ―サービスも賛同し、ゴールドを受賞しました。

Work with Pride Gold 2023

障がい者雇用

障がい者への配慮

一人ひとりの特性や職場の状況を考慮し、継続して勤務できるように配属します。就業において、どのような配慮が必要でどのように取り入れれば過度な負担がなく実現可能であるかを、当事者と話し合い公平・公正の視点で一緒に考えます。

バリアフリー施設

一部拠点では、館内全体を車いすで移動することができるように設計しています。
正面玄関・多機能トイレ・自動ドア・食堂に至るまで大きさや高さを調整して、その人の持つ特性や性別、年齢などにかかわらず、あらゆる人が気兼ねなく利用できるように配慮しています。

さまざまな配慮・成長

一人ひとりの状況に合わせた配慮を行うことでわたしたちも一緒に成長しています。困っているスタッフがいたらみんなでカバーし、チームワークの意識を高めます。また、新しい視点や工夫を創出し、お客様へのサービス向上に貢献していきます。

さまざまな配慮・成長

ワーク・ライフバランス

考え方や生き方、価値観などが異なるすべての社員が自分らしく活躍しながら成長できるように、さまざまな支援制度・取り組みを行っています。

両立支援制度

多様なバックグラウンドを持つ社員一人ひとりの持続的な成長が会社の成長に繋がるという考えに基づき、ライフステージにおける様々な状況の中でも、社員がキャリアを途切れさせることなく、力を発揮しやすい環境をより一層整備することを目的に、ソニーカスタマーサービスでは「両立支援制度」を導入しています。
出産や育児・介護・特定療養支援それぞれの状況に応じた制度が働く社員を支援しています。

主な制度概要

  • 妊産婦定期健診:妊産婦健診に必要時間を出勤扱い
  • 産前産後休暇:産前・産後で各8週間
  • 妊産婦の時間短縮・休業等の措置:通勤経路の変更、勤務時間帯の変更、休業措置
  • 育児時間:子どもの満1歳の誕生日の前日まで、1日1時間45分の範囲で取得可能
  • 出生届:届出に必要な時間を出勤扱い
  • 育児短時間勤務:子どもが小学校6年の3月31日まで、1日6時間の短時間勤務が可能
  • 育児休職:満1歳の翌年4/15または1歳2か月いずれか遅い方まで
  • 育児休暇:育児支援のための休暇を付与
  • ベビーシッター費用補助:対象者の方へ費用補助が可能
  • 子の看護休暇:子の看護を目的とした休暇を付与
  • 介護短時間:複数の出勤時間が選択可能 実働6時間の短時間勤務
  • 介護休職:介護を理由とした休職が一定期間可能
  • 年休時間使用:育児・介護対象期間につき、年休を時間単位で利用
  • 積立休暇:介護、ボランティア、妊娠・出産、不妊治療、子の看護、特定の病気治療の際に利用が可能

育休取得社員インタビュー

第二子誕生を機に育休取得。
女性の育休取得は当たり前になる中、男性が取得する際の不安や復職後の現状など、チームメンバーからサポートがあったからこそ実現できた“男性の育休”について紹介します。

パパと公園デビュー
  • INTERVIEW01 育休取得のきっかけは?

    育休を取る半年前頃に妻から、「長女の面倒を見ながら二人目の育児をするのは不安があるから育休を取って欲しいな」というお願いがありました。一人目が生まれたときは、別の会社で働いており休みを取ることができませんでしたので育児は妻に任せっきりになってしまいました。第二子誕生にあたり、遠方にいる両親の協力を得ることが難しい環境でもあり、わたしが手伝うほか選択はありませんでした。仕事とはいえ、一人目の子育てに参加できなかったやるせない気持ちもあり、育休を取得することに決めました。

  • INTERVIEW02 育休取得にあたり、不安に思うことはありましたか?

    過去に育休を取得した男性社員があまりいないことは聞いていました。私自身、大きな不安はありませんでしたが、復職したときに仕事ができるかな、忘れていないかな、という多少の心配はありました。

  • INTERVIEW03 育休中はどのように過ごしましたか?

    育休中は妻が生まれてきた次女に付きっきりになっていたのでわたしは家事全般と長女担当になりました。一番苦労したことは、“毎日の献立を立てること”でした。栄養のあるメニューを考えながら長女の面倒をみる、という家事と育児を両立させることがこんなにも大変なのかと身をもって体験しました。一方で、この大変な思いを妻と二人で共有できたことはとても良い経験だと感じます。

  • INTERVIEW04 復職後の業務について、いかがですか?

    復職前と同じ業務のため、そこまで困ることはありませんでした。久しぶりのお客様との会話に少し緊張しましたが初日の午後にはいつも通りの応対ができました。早く帰宅して、妻をヘルプしたいので、限られた時間の中で効率よく業務を行う方法を真剣に考えるようになりました。

  • INTERVIEW05 ソニーカスタマ―サービスの働き方について、これから期待することなどあればお聞かせください。

    男性も育休を取得できることは知っていましたが、「実際に認められるのか?」という半信半疑な気持ちもありました。しかし、結果として、育休を取得して本当に良かったと思っています。周囲の方には、申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、嫌な顔ひとつせず受け入れていただき感謝しかありません。メンバーの誰かが欠けても業務が回るような柔軟性のある状態、環境が整うことを願います。

女性活躍推進

女性社員のより一層の活躍を促すため、女性社員の育成に注力し、社内研修・外部研修やセミナー参加も積極的に支援しています。
ソニーカスタマ―サービスにおける本行動計画では、女性社員の活躍推進に焦点を当て、以下の施策を継続的な取り組みとして策定します。
(取り組み状況参考:女性の活躍推進企業データベース│厚生労働省外部リンク

ソニーカスタマ―サービスの行動計画

【計画期間】

2021年4月1日~2026年3月31日の5年間

【数値目標】

① 2025年度末の女性管理職比率を10%以上とする
② 2025年度末までに、男女とも育児休業・休暇をあわせた取得率100%、男性は平均2週間(10日)以上とする

【取組施策】

(1)女性を含む、社員の働きやすさ・働きがい・活躍を支援する職場環境を整備する

  • 年次有給休暇の平均取得日数目標を12日以上とし、この確保のための施策を講じる
  • Diversity & Inclusion の啓発を行うイベントへの参加を促し、働きやすいカルチャーを構築する
  • 男性社員の育児休業・休暇取得促進
  • 育児・介護・治療との両立支援制度を取得しやすい環境を整備・啓発

(2)女性社員のより一層の活躍を促すため、女性社員の育成を継続的に注力する

  • 女性社員向け育成プログラム/管理職向けダイバーシティマネジメントセミナー実施
    (次世代経営者育成・次世代マネジメント育成)

(3)社内の女性社員比率を高めるため、採用活動に注力する

  • 女性応募者を増やすための採用活動